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南インド風定食を中心とした本格スパイス料理・せかいのまんなか
鳥取市西品寺にお店を構える本格インド料理屋さん「せかいのまんなか」に伺いました。
もともとは風紋広場などを中心に、屋台の形式でインドカレーのお店を出されていましたが、2023年ごろから店舗を持たれたのだそうです。
南インド地方でよく食べられている「ミールス」という形式の定食が基本メニューで、その中にはインド各地やネパールなどで伝統的に食べられているスープや和え物が含まれます。
あくまでも、現地の味付けに忠実な本格スパイス料理です。鳥取市内で味わえる貴重なお店といえます。
外観
住宅地の中にある古い民家を改修して作られたような店舗です。
周辺が普通のお家なこと、曲がるところをちょっと間違えるとすぐ道に迷ってしまうという心配があるものの(実際に私は曲がるところを2回間違えて道に迷いました)、お店の前に停まっていたカラフルなバンが目印になって無事たどり着くことができました。
内観・メニュー
三角形の黒板に、今日のカレーが4種類書かれています。
始めて聞く言葉、正直上手に発音できそうもない。もちろん、味の想像もつきません。
ちなみに、4種類目だけは店主の浦林さんのオリジナルだそうですが、1〜3まではインドで食べられている本格的なスパイスカレーです。
ガーランドを白熱灯が優しく照らす、異国風というかどこの国とも言えない独特の内観です。
単品メニューや、持ち帰り用の冷凍カレールーもあるようですね。
本日のカレー①をいただきました
迷った挙げ句注文した、ローストスパイスチキンカレーのセットです。
こちらがメインとなるチキンのカレー。あらかじめローストされているせいか、煮崩れすることなく身が絞まって食べごたえ抜群です。
ここから反時計回りに
- 酸味の効いたトマトのスープ
- スリランカのポテトマサラ
- お口直しのヨーグルト
- 小松菜のマスタードオイル炒め
- 豆のせんべい
- トマトを煮詰めてネパール山椒を混ぜたもの
- レンズ豆のスープ
となっています。もちろん、それぞれきちんとした料理名がありますが、一度聞いただけでは覚えられません。気になる方は、ぜひお店でメニュー名を訊ねてみてください。
香辛料=食べ物?
味付けは、どのお皿も複数のスパイスが微妙なバランスをとりつつブレンドされていて、普段食べているどんな料理とも違った味わいがします。
スパイスや香辛料は、何も知らない私にとって調味料という印象がありました。ですが、ひょっとするとスパイスも現地では具材の一つ、なのかもしれません。でなければ、これだけの種類の調味料をうまく混ぜ合わせることは難しいはず。
しかし、野菜の一種ととらえるなら、他の食材とのバランスの取り方、その考え方も変わってくるかもしれませんね。インドという国で、長い時間をかけて工夫されてきた調理法が生んだ味わいなのだと感じました。
まとめ
カレー屋さん、というより本格的なインド料理をいただけるお店です。インドという国も国土が広く、北と南では気候も食文化も大きく異なるのだそうです。お米を使うのは南インド、ナンやチャパティが主食なのが北インド、といったように。
あるものは辛く、あるものは酸っぱく、また滑らかに、歯ごたえよく、味も食感も様々で飽きずにゆっくりと食べることができました。こういう食事は、体も喜ぶものかもしれません。
店名 | せかいのまんなか |
住所 | 鳥取市西品寺969-1 |
営業時間 | 日〜水11:00〜14:00 |
定休日 | 木、金、土(※変更になることもあり) |
駐車場 | 有り(※軽自動車専用の場所もあり) |
関連リンク | https://www.instagram.com/sekai_no_mannaka/p/Brhjji-gHvZ/ |
※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
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